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大きさ:Φ90x高さ111mm 重さ:304g 容量:満杯で220cc
赤い土でろくろ成形し、乾燥前に白い土を刷毛で塗り、素焼してから鬼板という鉄分の多い土を水で溶いて絵付けします。その後、透明になる釉薬を掛けて約1260℃で焼上げています。 これは嘗て朝鮮から伝わった手法ですが、わびさびの風情がいまでも人気となっています。
粉青沙器について
15~16世紀に朝鮮半島で盛んに作られた焼き物で、赤い粘土に白い土で化粧をした焼き物、「印花(三島手)」、「粉引」そして「刷毛目」を意味します。当時庶民には高嶺の花であった、真っ白な磁器への強い憧れが「白化粧」という技法を生んだのでしょう。
これら素朴な焼き物は古くから茶人たちに愛されてきました。さらに近年では民芸運動の創始者「柳宗悦」によって再認識され、爾来食器としても大変人気のある焼き物となったようです。「刷毛目」、「粉引」は単純ゆえの難しさがあり、「印花(三島手)」は大変時間のかかる手法です。
ご使用について
陶器の表面には「貫入」と呼ばれる目に見えないクラックがあります。ご使用の前に、5~10分程度水に浸してから拭き取ってご使用いただくと、「貫入」に汁などがしみ込むことを防げます。同時に釉がつややかになって料理を更に引き立てます。
また、ご使用後は十分に乾燥されてから収納くださることが長持ちの秘訣です。
電子レンジは「陶器」を痛めやすいのでお控えください。
※写真掲載のぐい呑みは徳利に付属していません。